サンゴ類種苗生産
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サンゴ類種苗生産
沖縄県では、オニヒトデの大発生や白化現象等により1970年代以降サンゴ類の被度が減少し、現在まで十分な回復が見られません。荒廃したサンゴ礁に対し、サンゴを移植してサンゴ礁の再生を図る試みが行われています。移植するサンゴの入手方法としては以下の3つの方法が考えられます。
- サンゴの多い場所からサンゴの一部を採取する方法
- 飼育したサンゴを折る等して細分化する方法
- サンゴの卵や幼生を採取して稚サンゴを育てる方法
1については、良好なサンゴを傷つけてしまうこと、2については、細分化されたサンゴ類はクローンであるため、遺伝的多様性が失われる等の問題が挙げられます。一方で、3は親サンゴを傷つけることなく、遺伝的多様性も確保できるため、当社ではこの方法を採用し、技術を確立させ、サンゴ類の種苗を生産しています。