波浪観測
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波浪観測 ~見えない波(長周期波)を測る~
海を眺めていると、沖から岸に向かって「波」がやってきます。「波」は、波高や周期、波向が異なる様々な成分の波が重なり合っており、私たちが目で確認できる波は「風波」と呼ばれています。波高が10cm程度で、周期が数十秒~数分程度の波を「長周期波」と呼びます。「長周期波」は「風波」に比べ、波高が小さく、周期が長いため、人の目では直接確認することは難しいのです。
「長周期波」は、港湾内に侵入すると港湾内で多重に反射し増幅することがあり、大きい船でも揺らされてしまうことがあります。
停泊している船舶の荷役作業を安全に実施するため港内の波を把握することが重要となります。「波」を把握するために、「波」は海底に波高計を設置して計測します。「風波」は勿論のこと、人の目には見えない「長周期波」の状況を把握し、船舶が揺れる(動揺する)要因を分析し、防波堤や反射波対策(消波ブロック等)の設置といった対策を検討します。
当社では、「波浪観測」により現地の波の特性を把握したうえで、効率的に港内の水域を静穏に保つ対策手法やそれらの配置を「数値シミュレーション」によって提案しています。