河口域の地形変化計算
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概要
河口域では、波浪、沿岸流、河川流、潮流などの様々な外力により河口砂州の形成や消失、河口テラスの形成といった地形変化が生じます。数値シミュレーションを用いて地形変化の予測検討を行い、河口閉塞等の諸問題に対する対策方法やその効果を評価します。
地形変化の要因分析
現地の観測資料(波浪、河川流量など)や測量成果(測量データ、空中写真など)を分析し、外力と地形変化の関連性に着目して検討します。
河口域の地形変化解析
要因分析結果に基づき河口地形変化解析を行います。地形変化の時間スケール毎に以下のような条件を設定します。
- 短期的変化:出水時の河川流による地形変化
- 中期・長期的変化:波浪の季節変化を考慮した砂州の形成プロセス
図 1は砂州形成により河口閉塞が生じている状態から、河道内の水位を上昇させて砂州がフラッシュ(砂が海に押し出される)する過程を予測した解析例です。図 2は波が河口部に作用することで砂州が形成される様子を予測した解析例です。このように、短期、中・長期の地形変化を予測できます。
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図 1 砂州形成による河口閉塞状態から砂河がフラッシュする過程の解析例(上:地形変化、下:流速)
(出典元:北条川放水路改修工事「河口部治水対策(河口閉塞対策)検討業務委託(その3)」) -
図 2 波浪による砂州形成の解析例(左:入射波向NNW、右:入射波向NNE)
(出典元:北条川放水路改修工事「河口部治水対策(河口閉塞対策)検討業務委託(その2)」)
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