航路・泊地埋没問題
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航路・泊地埋没問題 ~船舶の安全な航行~
船舶が安全に入出港するために、航路・泊地の水深は常に維持する必要があります。しかし、砂浜に建設された港や河口港等では、波浪や河川流によって運ばれる土砂によって航路や泊地が埋没するため、継続的に維持浚渫を実施しています。効率的な維持浚渫や埋没量を低減させる対策工を検討するために、埋没実態を把握するこが重要です。
現地調査による埋没の要因分析
埋没は、台風や冬季風浪等の高波浪や河川の出水等、様々な要因が複合的に作用することにより発生します。埋没実態を把握するための現地調査例を以下に示します。
- 埋没を引き起こす外力となる波浪・流況観測
- 砂や泥の移動を把握するための濁度観測
- 埋没の経年変化や実態を把握するための深浅測量
これらの調査により、どのような波でどのように砂が移動し、航路・泊地に土砂が堆積するのかを詳細に分析し、埋没実態とその要因を把握します。
数値シミュレーションによる埋没予測
現地調査から分析された埋没要因をモデル化して、数値シミュレーションにより、埋没を予測します。数値シミュレーションモデルの妥当性は現地で生じた過去の現象を再現して検証します。今後の最適な維持浚渫の計画立案や、埋没を軽減させる対策工の検討・評価に数値シミュレーションは欠かせないツールとなっています。