外郭施設の設計

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外郭施設の設計

外郭施設とは、主に防波堤、防砂堤、護岸、水門、突堤などを指します。例えば、防波堤は、港内の水域が静穏になるように外洋からの波の進入を抑え、船舶が安全に停泊し、人の乗降や荷役が行なえるための施設です。

防波堤の設計では、外洋から来襲する高波などの波の力に対して、滑動、転倒、地盤の支持力、地盤のすべり破壊が起きない断面を設定します。防波堤の構造形式には、本体自重により抵抗する「重力式(ケーソン、コンクリート方塊)」や、消波ブロック(テトラポッド等)で波力を抑えた「消波式(消波ブロック被覆)」等があります。どのような構造タイプを選ぶのかは現地の水深や地盤条件などによって異なり、最終的には「コストが安価」「施工しやすい」「環境への影響が少ない」などの様々な観点で比較し、総合的に優位になる構造タイプを選定します。

また、設計業務では、工事のための図面を3次元モデルで作成するとともに、3Dプリンタを用いた模型作成により複雑な形状の確認を行います。

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    図-重力式防波堤の一例

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    配筋の3次元モデル及び3Dプリンタによるケーソンのモデル化事例

外郭施設の設計|建設コンサルタント 株式会社エコー